松戸駅: 急にプレゼンを頼まれてしまって・・・
お仕事は歯学の助教授を20年間なさっていて、とても真面目で紳士的な印象の生徒様。なんでもひと月以内に韓国で開かれる学会で英語でプレゼンテーションをする事になってしまったらしく、短期間でしっかりと準備をしたいとの事で今回の体験レッスンにご参加いただきました。
急ぎの依頼にも柔軟に対応してくれたイギリス人講師は、生徒様が現在あまり英語を話せない事やプレゼン準備が目的といった情報から、ベーシックなテキストやプレゼン準備の参考書のコピーなどを持参していました。
まずは生徒様のプレゼンの内容やどんな部分に苦手意識を感じているか等を細かく聞いてゆきます。「上がり症という事はないですが、あまり上手く喋れない事や質疑応答が心配です」という生徒様に、「質疑応答は前以て質問を予測し答えを準備しておけば困らずに済むし、そうする事によってプレゼン自体も落ち着いて進めることが出来ますよ」と講師。良いプレゼンをするために大事なポイントを丁寧に説明してくれました。
第一に、プレゼンをする相手に慣れ親しむこと。どのくらいの人数で、どんな人たちで、どうしてそのプレゼンを聞いているのか、どんな事を知りたがっているのか、等。これを自分のプレゼンの理由や目的と併せて考えていくと、聞き易く穴の少ないプレゼンが出来るそうです。
次に、プレゼンのテーマをきちんと強調すること。ここがはっきりしないと情報量が多くても「伝わらない」プレゼンになってしまいます。テーマを冒頭で明確にし、その後の詳細の説明もそのテーマをつねに意識しながら進めていくことが大事です。
最後に、振る舞いや話し方で人の気をひきつけること。どういったかたちでプレゼンをするのかという問いに、レーザーポインターでスライドを指しながら文を読み上げる、ジェスチャーなどは無い、と生徒様。この場合、話す速度やトーンがとても重要になります。また、オーディエンスが主にスライドを見ているとしてもアイコンタクトは大事なので、文を読み上げるのではなくカンペ程度のものにして、なるべく目を上げて話すほうが良いそうです。
生徒様は講師との会話はとてもスムーズで、講師も難しい部分は進んで丁寧に説明してくれたので、とても具体的で内容の濃いレッスンでしたがほぼお分かりのようでした。短い時間内での体験レッスンでしたが、この一回だけでもかなり身になる内容でした。早速、週に2、3回2時間のレッスンでしっかり準備をしていく事に決まりました。プレゼンの大成功をお祈りしております!頑張って下さい。
Anticipate questions and prepare answers to them.
コーディネーター: 戸井田