武蔵小山駅: もっと話せるように
お仕事で海外の人と取引があります。
TOEICのスコアは高く、基本的な英語力はかなりあるのですが、
会話になると、言葉が出てこないそうです。
講師も生徒様の基本的な英語力が高く、言っていることがほとんど理解されていることがわかると、うれしそうに、いつもよりも早く自然に話し始めました。
レッスン内容の話になると、使い込んだ’Conversation GAMBITS’というテキストを取り出しました。
「日本では話をさえぎることは失礼とされ、相手が話終わるのを待つけれど、英語ではビジネスにおいても、どんどん途中で割り込んで話を進めていくんだよ。」と具体的に会話例をあげてくれました。
その割り込むためのフレーズを学んでいきましょう、ということです。
確かにそうですね。「昨日映画を観に行ってね、それは○○××うんぬん。」とずっと話した後で、「なるほど。」では『会話』ではありませんよね。
「昨日映画を観に行ってね、」「えー、そうなんだ。どこに行ったの?」
「新宿に行ったんだ。とても感動的な映画だったよ。」
「どんなストーリーだった?」等々、言葉のキャッチボールができるようにします。
これが「英語」を学ぶことと、「英会話」を学ぶことの違いでもあります。
そして日本人はこの「英会話」が上手く学べていないことが話せない原因だとも思います。
マンツーマン・レッスンの良い所は、一方的に教わるだけではなくて、相手とコミュニケーションがとれることでもあります。
週に1回講師に会う約束をしているだけで、普段の生活の中でも
「今日のこの出来事を次に会った時に話そう。これはどうやって言えばいいのかな?」と
少し考えるようになり、それだけでも英語に触れていることになります。
リスニングの様に聞くだけではなくて、自分から能動的に発しようという気になるのです。
初級の時は単語を覚える必要がありましたが、中級では便利なフレーズを覚え始めると、
俄然会話が楽しくなってきます。
その楽しさがわかってくると飛躍的に会話力が高まっていきますよ。
コーディネーター: 藤巻